友愛から成る石。
ドミニカに滞在したフランス人少年が、現地の少年と仲良くなり、小さな冒険をする過程で見つけた。
石は海竜の姿をとり、むかし呑まれてこの腹の重石袋のなかにいたとなど
語って笑い、ともに楽しい日々を過ごした。
友人となった一方が去り、一方が没し、かつての少年が老人になり、
ふたたび幼年期をすごした島におとずれたとき、変わらぬ海竜の姿で出迎える。
老人も世を去ったのち、船上からの宝石泥棒の呼びかけにこたえ、島をあとにした。
連想語:
作品:
「サークル参加用ブログ」 2016/07/09