浄玻璃 Jouhari (浄玻璃・ファントムクォーツ、愛称ジョウ/ハリー)
無色透明の水晶、のはずだが時に山影などのさまざまな幻が内部に踊る。
予見する鋭利なまなざし、あらゆる運命をうけいれ、身を投ずる静けさから組成される。
日本北部産出。古くは先住民族の指導者、阿弖流為(あてるい)の短剣の柄に嵌っていた。
阿弖流為はこの水晶に教えられ、やがては力尽きて退くことを知っていたともいう。
水晶は坂上田村麻呂に託され、のちに寺院に奉納され、陸奥玻璃、浄玻璃と呼ばれた。
晶中の幻影をもって火災を警告し、出火当日、現れた白鷲とともに姿を消す。
連想語:
復活、再生、問題の発見、困難を乗り越える、停滞からの脱却
作品: